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ワンチームでニッチな需要を掘り起こし
彦根から世界へ。
アクアシステムのリクルートサイトをご覧いただきありがとうございます。私たちは、ドラム缶用ポンプなどを扱う製造業です。大手を含む他社メーカーの手が届かないような隙間の需要を丁寧に掘り起こすことで、お客様のニーズに合った製品を開発・製造してきました。
最近、今まで全く接点のなかった業界から問い合わせをいただきました。「本当にうちへ?」と驚くくらいの業界だったのですが、事実でした。理由を聞くと、あらゆる生成AIに「課題解決出来る製品を扱っているおすすめの会社は?」と質問したところ、すべてのAIが当社を推薦したからだそうです。最近ウェブサイトを刷新したり、多面的に商品をブランディングした効果もあったのか、新たな領域への扉が開いた感覚です。今まで無かった国からのアクセスも増しており、彦根にいながら世界と繋がるおもしろさを日々実感しています。
継承候補ではなかった私が、
当社に関わったキッカケと
入社後やってきたこと。
実は、私はもともと家業を継ぐ事は頭にありませんでした。3人兄弟の次男であり、長男が継ぐ路線だったのです。学生時代は当社で事務作業のアルバイトをしており、自社に対しては好き嫌いも無くフラットな感覚でした。しかし2009年に社員として入社してからは、泥臭い下積みを経験します。商品の修理から始まり、機械加工の前段取り、組み立て、検査、出荷まで製造の全工程を経験しました。その後、開発設計部門の立ち上げに携わって既存製品の改良を行い、さらには新規外注先開拓や納期調整を行う購買まで担当。28歳になる頃には、製造に関わる全ての工程部署を経験しました。次に残されていたのは、人とのコミュニケーションが苦手で不得意だった営業職だけ。このまま会社にいて良いのだろうかと、自分のキャリアに大きな壁を感じて悩んでいたのが、私の20代後半の姿です。
人生を変えたインドネシア。
「視野が狭すぎる」から始まった経営観。
現状を打破するため、29歳のときにジェトロがサポートする海外ビジネスインターンシップに応募し、日本人ゼロのインドネシアの会社へ半年間飛び込みました。英語も話せず苦戦する状態でしたが、そこで転機となる出会いがありました。インターン先の中堅商社を経営するシンガポール出身の社長から「君はあまりにも視野が狭すぎる」と言い渡されたのです。その社長は既存のカリキュラムを変更し、経営者ならではの体験や対話を通じて「経営の本質と目的の重要性」を私に叩き込んでくれました。なぜそこまでしてくれるのかと尋ねると、かつて日本の経営者に受けた恩義を私に返すのだと言い、「君も将来、同じように恩送りができる人を目指しなさい」と。この半年間で私の仕事観は一変し、帰国後に海外営業を立ち上げる原動力となりました。
中国での5年間。
日本を超える生産工場づくりと現地ネットワーク構築。
その後、中国拠点の責任者として現地へ赴任することになりましたが、駐在期間が延びていく中、それなら「日本に負けない最高の工場を中国に作ってやる」と、私に火がついたのです。現地での人間関係構築に奔走すると同時に、日本や他の拠点の動きが見えないストレスを解消するため、スカイプを使って拠点を常時映像で繋ぐシステムを構築しました。これが後に新型コロナ禍で大活躍します。現地とリアルタイムに繋がっていたおかげで、スムーズに情報共有することができ、コロナ禍においても現地化が前進しました。この逆境に挑戦して改善していった経験が、現在の私の経営基盤になっています。
組織変革と反動。
それでも進める経営者の使命感を学んだ
「NEXT AQUA 2030 REBORN」
常務を経て2022年に代表に就任した直後、大きな挫折を味わいました。明確な方向性を言語化しないまま、自分のやりたいビジョンだけでトップダウンで突き進んでしまったのです。その結果、数年前に入社した新人たちがごっそりと辞めていく雪崩状態が起きました。この猛省から、独りよがりの経営を捨て、部長陣を巻き込んで策定したのが『NEXT AQUA 2030 REBORN』というロードマップです。「アクアシステムにいることがステータスになる!」ということを目標に掲げ、「良い会社」の要素について社員アンケートを取りながら、逆算して制度に落とし込みました。社員のみなさんから出てくる意見も、以前は「休日」や「評価」など自分に関係することが多かった印象ですが、最近は「ブランド」や「商品」に関する話が出てくるようになりました。気持ちの余裕が生まれ、前向きな提案が自発的に上がるようになり、全員で未来へ向かう組織に生まれ変わっています。
一人一人の「イイ会社」を実現する。
当社で働く事で、それぞれがワンランク上の
自身の成長や幸福感を得られる、
ワクワクする職場に。
私たちが追求しているのは「シンプルでスマートな働き方」です。業務の属人化を排除し、RPAや生成AIといった最新技術を導入して人とITの分業を進めています。工場でも、人が動くのではなく「物が人の元へ自動で流れる仕組み」への変革を進めており、重い物を持つ回数を最小限にして身体的負担を計画的に減らしています。仕事が終わって家に帰ったとき、「疲れた」とぐったりするのではなく、やりきった達成感を抱きながら、元気に趣味や家族との時間を楽しんでほしい。当社の残業時間が少ないのは、ただ楽をしているのではなく、多品種小ロットという複雑な生産をテクノロジーでスマートに効率化した結果です。地道に型を身につけ、全員がプロとして効率化や新しい改善へ挑戦できる環境を整えています。
イイモノを自分用にアレンジしながら長く大切に使い、
思い出を大事にする。
経営も「時代に応じて変える文化」と「残す文化」
それぞれをアレンジしたい。
プライベートな話をすると、私は一度手にした物を驚くほど長く使います。今使っているカバンは20年、財布は15年、愛車も15年、スマホですら6年目になります。収集癖はありませんが、自分が惚れ込んで選んだ物を、手入れをしながら自分好みの形へとカスタム・アレンジしていくのが大好きなのです。実は、この私の習慣はそのまま現在の会社経営にも通じています。アクアシステムという歴史ある土台を大切にしながら、そこに最新のIT技術や柔軟な働き方、海外との繋がりといった要素を組み込んで、自分たちにしか作れない「いいとこ取りの理想の環境」へとカスタマイズしている最中なのです。長く大切にするからこそ、手入れを怠らず、さらに愛着の持てる最高の状態へと組織をアップデートし続けていきます。
「陽キャ」ばかりが経営者じゃない。
陰キャの地道な大成功パターンを作る。
私の性格は、物静かで、いわゆる「陽キャ」ではなく完全に「陰キャ」のタイプです。団体行動で疲れ、一人の時間で充電出来ます。また、外部の集まりでは「温泉みたいな人」と言われます。最初はよく分かりませんでしたが、長く付き合ううちに色々な効能(学び)があり、安心感からじんわりと体がポカポカ温まってくるような存在だという意味らしく、面白い例えだなと気に入っています。
世間には「成功している経営者は陽キャが多い」という風潮がありますが、私はそれを覆したい。口数が少なく地道であっても、陰キャの社長が会社を大成功させるという「新しい成功パターン」を証明したいのです。今回掲げた『Think Global, Act Local.』という言葉の通り、仕事を通じて一緒に楽しみながら、彦根から世界へワクワクするチャレンジを仕掛けていきましょう。